著者
和田 美帆 仲島 茜 永浦 真由美 東之薗 宏規 日向 健介 和田 治弥
出版者
動物臨床医学会
雑誌
動物臨床医学 (ISSN:13446991)
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.72-75, 2015-06-20 (Released:2016-06-20)
参考文献数
3

7歳,避妊済みの雌のビーグルが,2011年3月の震災後より尾の自傷行動が悪化したという主訴で来院した。種々の検査により,肝内門脈低形成から生じた肝機能障害が明らかになった。本症例には,肝機能障害への対症療法を優先的に実施したところ,尾の自傷行動も同時に減少させることが可能であった。
著者
筒井 敏彦 和田 美帆 安西 みづ穂 堀 達也
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.65, no.3, pp.s・ix, 397-399, 2003-03-25
被引用文献数
4 64

猫の精巣上体尾部精子の凍結精液による人工授精を実施した.雄猫10頭の精巣上体から精子を遊出した.精子活力および精子生存率は,それぞれ平均67%, 82.5%で,回収精子数は平均11.6×10^7であった.凍結融解後の精子活力は平均24.0 %であった.雌猫11頭の片側子宮角内に精子数5×10^7を受精した枯果, 3/11, 27.3%の受胎率であった.これは,猫の精巣上体精子の凍結精液による最初の受胎例であった.