- 著者
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伊東 明俊
- 出版者
- 東京電機大学
- 雑誌
- 挑戦的萌芽研究
- 巻号頁・発行日
- 2011
微生物を行動制御して生きたマイクロマシンとして利用するには,微生物用の作業用具を作成し,それを使う必要がある.本研究は,行動制御が可能なゾウリムシとミジンコに対して,作業用具を開発した.ゾウリムシに対しては,ポリプロピレン薄膜を使ったワッシャ状作業用具を開発し,それを取り付けることで,物体の搬送効率を向上させられることを実験的に示したが,その装着作業はとても困難で,今後解決する必要がある.ミジンコについては,接着した針で風船をパンクさせたり,ミジンコ用の注射器を作成し,それによりゼリーに薬液を注射させることに成功した.