- 著者
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伊東 正人
- 出版者
- 日本物理教育学会
- 雑誌
- 物理教育 (ISSN:03856992)
- 巻号頁・発行日
- vol.67, no.1, pp.22-26, 2019-03-08 (Released:2019-05-08)
- 参考文献数
- 8
- 被引用文献数
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ランベルトのW関数は,指数関数を含む超越方程式を解析的に表現するときに使う.大学物理の授業において,ランベルトのW関数が適用できる演習問題をいくつか示し,数理的な要素を含んだ授業ができることを紹介する.特に理系学生が,最初に微積分と出会う「粘性抵抗を受ける質点運動」の問題において,ランベルトのW関数は有効となる.また,懸垂線の導出で有名な「ぶら下げた鎖の形状」の問題において,ランベルトのW関数を使うと鎖のたるみの長さが計算できる.