- 著者
-
伊藤 黎音
打矢 隆弘
- 雑誌
- 第82回全国大会講演論文集
- 巻号頁・発行日
- vol.2020, no.1, pp.407-408, 2020-02-20
本稿では、トゥレット症候群患者におけるVR空間内のコミュニケーション手法の提案を記す。トゥレット症候群とは、突発的で不規則に体の一部に速い動きや発生を繰り返す状態であるチック症状が慢性化したものである。ここ数年でヘッドマウントディスプレイ(HMD)がゲームやコンテンツを楽しむために普及しつつある。ユーザはVR空間で活動するために、分身となるアバターを用いて活動することができる。この点に着目し、トゥレット症候群患者がコミュニケーションの円滑化を行えるようにする手法の提案を行う。これにより、VR空間内でトゥレット症候群患者が障がいを気にせず活動を行うきっかけを作ることを目指す。