- 著者
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興野悠太郎
米澤拓郎
野崎大幹
小川正幹
伊藤友隆
中澤仁
高汐一紀
徳田英幸
- 雑誌
- 研究報告モバイルコンピューティングとユビキタス通信(MBL)
- 巻号頁・発行日
- vol.2014-MBL-70, no.26, pp.1-7, 2014-03-07
本論文では,着脱可能な電線によって充電,給電しながら上空をセンシングするプラットフォームである EverCopter を提案する.バッテリー駆動による UAV(Unmanned Aerial Vehicle) は,地上の障害物を気にする事無く,広大な範囲をセンシングできる事が最大のメリットであるが,バッテリー容量による制限を受けてしまう.EverCopter は以下の 2 つの特徴により,長時間かつ広範囲なセンシングを可能とする.まず,複数に接続された EverCopter の一方は,地上の電源装置に接続され,給電されている.このことで,それぞれの EverCopter はバッテリー無しで飛行する事ができるため,半永久的な飛行が可能となる.また,末端の EverCopter はバッテリーを備えており,任意のタイミングで着脱が可能である.よって,UAV 本来の自由なセンシングも可能である.