著者
興野悠太郎 米澤拓郎 野崎大幹 小川正幹 伊藤友隆 中澤仁 高汐一紀 徳田英幸
雑誌
研究報告モバイルコンピューティングとユビキタス通信(MBL)
巻号頁・発行日
vol.2014-MBL-70, no.26, pp.1-7, 2014-03-07

本論文では,着脱可能な電線によって充電,給電しながら上空をセンシングするプラットフォームである EverCopter を提案する.バッテリー駆動による UAV(Unmanned Aerial Vehicle) は,地上の障害物を気にする事無く,広大な範囲をセンシングできる事が最大のメリットであるが,バッテリー容量による制限を受けてしまう.EverCopter は以下の 2 つの特徴により,長時間かつ広範囲なセンシングを可能とする.まず,複数に接続された EverCopter の一方は,地上の電源装置に接続され,給電されている.このことで,それぞれの EverCopter はバッテリー無しで飛行する事ができるため,半永久的な飛行が可能となる.また,末端の EverCopter はバッテリーを備えており,任意のタイミングで着脱が可能である.よって,UAV 本来の自由なセンシングも可能である.
著者
興野悠太郎 小川正幹 米澤拓郎 中澤仁 徳田英幸
雑誌
研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI)
巻号頁・発行日
vol.2013-UBI-38, no.48, pp.1-2, 2013-05-09

近年,スクリーン以外を対象として映像を投影するプロジェクションマッピングが盛んとなっている.しかし,現在のプロジェクションマッピングでは,静的な物体に対して投影されているものがほとんどで,移動している物体や形が変わる対象に投影する場合,あらかじめ複雑なキャリブレーションが必要な事から,あまり取り組まれていない.しかし,これらの物体に投影する事で,よりダイナミックで演出効果の高い表現を実現できると考えられる.本研究では,動的かつ不定形の物体に対し,事前のキャリブレーションを必要とすることなく,対象の状況を動的に判別し,投影を可能とする手法を実現する.