著者
小川仁士 宇野健 佐々木宣介
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.369-371, 2014-03-11

大学の情報基礎教育においては,単にコンピュータなど既存の情報通信機器の使い方を教えるのみでなく,そこに使われている情報技術の要点をも教える必要がある。しかしながら,従来の座学に頼った授業形態では,学生の学習意欲を高めない限り十分な教育効果を期待することはできない。本研究では,情報技術の教育効果の向上を目指し,学生が自ら体験し考察することのできるアクティビティ中心の授業を行うことを前提に,実際の授業の中で利用可能な教材の開発を行った。具体的には,コンピュータのオペレーティングシステムのメモリ管理機能について対戦型のゲーム形式で体験学習できる教材を開発し,実験授業を通して有効性を検証した。