著者
佐藤 茂幸
出版者
日本経営診断学会
雑誌
日本経営診断学会論集 (ISSN:18824544)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.110-116, 2011 (Released:2012-06-22)
参考文献数
5

本論の目的は,大月市の郷土料理である「おつけだんご」を事例にして,持続可能な地域活性化のモデルを提示することにある。そのために,B級グルメ大会で優勝実績のある「富士宮やきそば」と「厚木シロコロ・ホルモン」の活動を参考に,食による地域活性化の成功要因を整理することから始めた。そしてその成功要因を前提に,B級グルメ大会の出場結果から,大月市の郷土料理の検証を行った。こうした検証結果を踏まえ,大月市を活性化させるためのスローフードをベースにした地域ブランドの構築に関わるモデルを新たに提示する。