- 著者
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朴 是龍
元 炳〓
- 出版者
- 日本哺乳類学会
- 雑誌
- 哺乳動物学雑誌: The Journal of the Mammalogical Society of Japan (ISSN:05460670)
- 巻号頁・発行日
- vol.7, no.4, pp.199-203, 1978
韓国産コウモリ類3種に対する核型分析結果は次の通りである。<BR>1.コウライキクガシラコウモリ<I>Rhinolophus ferrumequinum korai</I> 2n=58, FN=60, 常染色体は, 中型: M型が2隻であり, 大型から小型まで26隻のA型になって居る。X染色体は大型のSM型であり, Yは小型のA型である。<BR>2.モモジロコゥモリ<I>Myotis macrodactylus</I> 2n=44, FN=50。この種は, 3雙の大型, 1雙の小型であるM型と中型から小型まで17雙のA型になっている常染色体を持っており, X染色体は中型であるSM型であり, Y染色体は小型のA型である。<BR>3.コウライオオアブラコウモリ<I>Pipistrellus savii coreensis</I> 2n-44, FN=50。<BR>木種の核型は, X染色体が中型のM型である事を除いては, 上記のモモジロコウモリ<I>M. mucrodactylus</I>と同様に表われた。