著者
塚根 芳将 富家 進 元吉 菜緒子 吉村 匡史
出版者
マツダ株式会社
雑誌
マツダ技報 (ISSN:02880601)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.90-95, 2019 (Released:2019-12-02)
参考文献数
1

新型MAZDA3では人馬一体の走る歓びを更に進化させるために人の行動原理を分析,人が普段から歩行する際に使っているバランス保持能力に着目した。そして運転中でもバランス保持能力を発揮できることが,車と人を一体に感じさせる車のあり方であると考え,シート,車体,サスペンション,タイヤの機能を根本から見直し,新たな車両構造技術(SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE)を開発した。その結果,新型MAZDA3では,まるで自分の手足のように違和感なく運転でき,長時間運転しても疲れを感じない運動性能を実現させ,人馬一体の向上と走りの質を高めることができた。