著者
劉 暁華
出版者
北九州市立大学国際教育交流センター
雑誌
北九州市立大学国際論集 (ISSN:13481851)
巻号頁・発行日
no.11, pp.13-37, 2013-03

本稿では、「条件の必要性」、「結果出現の必然性」、「時間性」という三つの相関要素を抽出し、三次元座標系のX軸、Y軸、Z軸とし、言語主体の各相関要素への認識の変化を表す「度合い」という概念を取り入れ、「ば」「たら」「と」の三形式を中心に、日本語条件文の三次元空間モデルを構築してみた。一つの空間、二つの平面、三つの軸という視点から条件表現の空間にある点の意味用法の解釈と理解を検討してみた。