著者
原 野枝 諏訪 正樹
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.26, 2012

ある空間や生活の中で、シーンに見合った音楽を流すことは、場の雰囲気の質を高め、その場での様々なパフォーマンスを向上させると考えられる。本研究では、筆者が聴取者となり、楽曲ごとに感じ取った特徴や印象をメタ認知しデータベース化した上で、場の雰囲気をメタ認知し、音楽データベースに照合するという手法を試みる。これは、音楽の持つ要素が場の要素の一部となることを意味し、一種のサウンドスケープ・デザインである。
著者
忽滑谷 春佳 諏訪 正樹 浦上 咲恵 原 野枝 福島 宙輝
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

「体験」の記述・分析手法は知能科学の最重要課題である.体験は,現象を構成する物理的要素(もの)とそれに対する主観的な意味解釈(こと)から成り立つ.からだメタ認知は個々人の体験を内部観測的に記述できる手法であるが,ことば化は「こと」に偏り「もの」を捨象しがちである.本研究では,「もの・こと」双方の厚い記述をするための4つの手法,及び「もの・こと」に基づく分析手法を開発・提案する.