著者
原尻 英樹
出版者
日本文化人類学会
雑誌
日本文化人類学会研究大会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.107, 2010

合気柔術及び古流空手ともども丹田を中心としたところで、球体あるいは螺旋形の動きをおこし、その波動を自らの末端まで伝え、それを相手に伝えることで技にしていることがわかる。研究方法の第一前提は、操作的に近代的身体と前近代的身体を分けることである。次に、研究者自らが技の修得をする必要がある。また、これまでの代表的な身体論研究における研究方法についての問題点とその克服方法についても考察する。