- 著者
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増本 駿
川上 覚
井上 勝博
岡松 佑樹
粥川 貴文
謝 柯智
高畑 有里子
原田 大志
- 出版者
- 特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
- 雑誌
- 気管支学 (ISSN:02872137)
- 巻号頁・発行日
- vol.41, no.1, pp.7-10, 2019-01-25 (Released:2019-02-06)
- 参考文献数
- 8
背景.気管気管支巨大症(Mounier-Kuhn症候群)は気管気管支の内腔が異常に拡張する稀な疾患で,しばしば慢性呼吸器感染症を伴う.症例.64歳女性.近医で施行されたCT検査にて気管気管支の著明な拡張を認めたため,当科紹介となった.気管支鏡検査では,気管内腔の著明な拡張と,気管気管支軟化症の所見を呈した.また,右肺底区気管支粘膜に白色顆粒状の変性を認め,同部の生検組織では気管支粘膜組織内にアミロイド沈着を認めた.結語.限局型アミロイドーシスを伴った気管気管支巨大症の1例を経験した.