著者
安間 文彦 古谷 公則 岡本 敏雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.88, pp.63-68, 2008-06-07

テキスト主体の教材を学習する際,学習した内容を定着させるために視覚的な表現方法を用いて概念の整理を行わせることは有効であると考えられる.本研究では,学習者がeラーニングにおいてテキスト主体のコンテンツを学習する際に概念グラフを生成させることにより学習支援が可能なシステムを提案する.システムは,学習者の概念整理学習の結果を基に学習者の理解状態を同定することができるため,理解度に応じた支援が可能となる.さらに本研究では,コンテンツの内容を十分に理解している学習者に対して,Web上から抽出したコンテンツの環知識集合を提示する.その結果として学習者の知識獲得を支援することが可能になると考える.