著者
呂 建輝
出版者
環太平洋大学
雑誌
環太平洋大学研究紀要 = BULLETIN OF INTERNATIONAL PACIFIC UNIVERSITY (ISSN:1882479X)
巻号頁・発行日
no.16, pp.57-63, 2020-03-31

和語は基本的に連濁が起こりやすいとされている。しかし,連濁が起こらない和語もある。本稿では,連濁しない和語を中心に考察した。結論として,語構成上「語の並置」によりできた複合語は連濁しにくいことが分かった。「語の並置」とは,複合語の前部要素と後部要素に助詞を入れたり 活用形にしたりしても意味に大差が生じない語構成のことである。これに対して,連濁が起こりやすい「修飾関係」は,前部要素,後部要素のもつ意味以上に,さらに語彙的意味が,加われている場合が多い。
著者
呂 建輝
出版者
環太平洋大学
雑誌
環太平洋大学研究紀要 = BULLETIN OF INTERNATIONAL PACIFIC UNIVERSITY (ISSN:1882479X)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.57-63, 2020-03-31

和語は基本的に連濁が起こりやすいとされている。しかし,連濁が起こらない和語もある。本稿では,連濁しない和語を中心に考察した。結論として,語構成上「語の並置」によりできた複合語は連濁しにくいことが分かった。「語の並置」とは,複合語の前部要素と後部要素に助詞を入れたり 活用形にしたりしても意味に大差が生じない語構成のことである。これに対して,連濁が起こりやすい「修飾関係」は,前部要素,後部要素のもつ意味以上に,さらに語彙的意味が,加われている場合が多い。