著者
呉 柏蒼
出版者
慶應義塾大学大学院法学研究科内『法学政治学論究』刊行会
雑誌
法学政治学論究 : 法律・政治・社会 (ISSN:0916278X)
巻号頁・発行日
no.106, pp.33-66, 2015

一 本稿の目的二 一九九九年の台湾刑法改正における性犯罪の改正要点 (一) 改正前の性犯罪規定の位置づけ (二) 改正の要点(非親告罪化を除く)三 台湾における性犯罪の非親告罪化をめぐる議論 (一) 親告罪規定を維持する見解 (二) 親告罪規定を撤廃する見解 (三) 理論的整理 : 本稿の見解四 非親告罪化後の状況と性犯罪被害者保護の具体的施策 (一) 非親告罪化後の状況 (二) 性犯罪被害者の負担軽減の施策五 日本への示唆
著者
呉 柏蒼
出版者
慶應義塾大学大学院法学研究科内『法学政治学論究』刊行会
雑誌
法學政治學論究 : 法律・政治・社会 (ISSN:0916278X)
巻号頁・発行日
vol.99, pp.69-103, 2013-12

一 はじめに二 制度の基本的概要 (一) 導入経緯・目的とその意味 (二) 制度の内容 1 適用範囲と裁量基準 2 緩起訴の期間・条件 3 緩起訴処分の効力 4 処分に対する異議の申立制度三 被害者支援と修復的司法の側面から見た緩起訴 (一) 被害者支援と緩起訴 (二) 修復的司法の理念と緩起訴四 制度の運営状況 (一) 終結状況と主な罪名 (二) 各履行・遵守条件の運用状況五 制度に対する検討 (一) 被害者への配慮に消極的な検察官 (二) 修復的司法理念に基づく運用について (三) 異議申立てと取消し申請手続における被害者の地位六 日本での運用可能性の検討 (一) 条件付起訴猶予について (二) 福祉との連携と経過観察的起訴猶予について七 おわりに