著者
和田 祐介 日下部 茂
雑誌
ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2011論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.1-8, 2011-09-06

モデル開発においては VDM-SL や VDM++ といった形式的仕様記述言語を用いることで実行可能な仕様としてテストすることが可能となる.ここでのテストは,実装段階で行うテストと同じようにモデルへの信頼性を高めることが目的である.数学的な証明を用いない軽量な方法でテストを行う場合,テストに使用する入力データを増やし,大量のテストを行うことによって信頼性の向上につながることが期待できる.仕様に対する大量のテストを支援するために我々は MapReduce プログラミングモデルを採用した Hadoop と QuickCheck を用いたフレームワークを導入する.このフレームワークを用いたテストを行い,実行可能な仕様のカバレッジやテストの実行時間を観察する.