著者
国枝 正春 唐沢 昭雄 宇田川 和利 西村 誠一
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 C編 (ISSN:03875024)
巻号頁・発行日
vol.47, no.414, pp.p164-170, 1981-02
被引用文献数
3

地震による鉄道車両の転ぷくの力学的理論解析で、曲線通過時の遠心力、風圧力、走行中の振動慣性力の影響をも加えてある。まず、転ぷくに対する危険率Dを定義し、D=1が転ぷく限界であるとし、Dに及ぼす地震の大きさ、曲線半径、カント、走行速度、車両振動、横風の風速などの影響を算出する一般的な理論計算式を提出し、実車両による数値計算例をかかげた。各種車両の設計検討のために、実用に供することを目的としている。