著者
坂本 正志 奥田 晴夫 二又 秀雄 坂井 章人 飯田 正紀
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.68, no.4, pp.203-210, 1995-04-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
6
被引用文献数
5 10

酸化チタン粒子の紫外線遮蔽に関し, 粒子径 (0.019~0.24μm) の及ぼす影響について検討した。紫外線遮蔽能については, 波長により異なった挙動を示した。すなわちUV-B領域である300nm付近では, 一次粒子径が小さくなるほど一方的に大きな遮蔽能を示し, UV-A領域である350nm付近では, 遮蔽能が最大となる最適粒子径が存在することが判った。また, その最適粒子径は, 分散状態によりシフトすることも判った。