- 著者
-
城下 直之
- 出版者
- 記録管理学会
- 雑誌
- レコード・マネジメント : 記録管理学会誌 (ISSN:09154787)
- 巻号頁・発行日
- no.62, pp.23-38, 2012-05-18
1990年代に資料・情報を活用する(情報リテラシー)教育が注目された。人は知識があれば、知識を借りて物事を処理・解決する。その為に自由思考が不足し、新しい創造に結びつかない。そこでインフォメーションよりインテリジェントという観点に立って考えると文書管理設計という言葉に行きついた。実社会で役立つ教育として、情報を収集するための方法、その情報を評価する能力、その情報を使って行動につなげる創造、行動結果を記録し次の世代に継承するニーズに付いて記述した。特に、枯れた技術記録の再生は今後の日本における新しい方向へ導くと考えている。また、教育は仕事・労働の為のものであり、余暇のためではない。そこで情報収集と活用方法を学ぶためには「勉強の仕方を学ぶ」、「友達を作る」、「酒の飲み方を学ぶ」については教育の場で必須である。