著者
大久保 利道
出版者
北日本病害虫研究会
雑誌
北日本病害虫研究会報 (ISSN:0368623X)
巻号頁・発行日
vol.1998, no.49, pp.167-169, 1998-11-30 (Released:2011-08-11)
参考文献数
8

北海道の札幌においてハマナスのゴールからハマナスメトゲコブタマバチ (Diplolepis fukudae) を確認した。ゴール内には複数の育房がみられ, 出現した蜂の性比は雌に偏っていた。タマバチの寄生蜂としてオナガコバチ, カタビロコバチ, ヒメバチそれぞれ1種が認められたが, 主体はオナガコバチGlypymrerus stigm (Fabricius) であった。
著者
大久保 利道
出版者
北日本病害虫研究会
雑誌
北日本病害虫研究会報 (ISSN:0368623X)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.52, pp.168-171, 2001-11-30 (Released:2011-08-11)
参考文献数
6

ジャガイモヒゲナガアブラムシは, 実験条件下で高温による繁殖抑制は認められるものの, 実際に夏期に北海道, 東北で増殖を抑えているのは, 高温ではなく, 天敵の働きであると推察された。特に平成12年の夏期は8月中旬から9月上旬にかけての少雨 (乾燥) がカビの働きを抑制したため大発生したと考えられた。