著者
大場 誠介
出版者
法政大学
雑誌
新学術領域研究(研究課題提案型)
巻号頁・発行日
2009

遺伝子のシグナル伝達と転写調節を通して核膜構造とクロマチンの機能の相関関係を明らかにするために、新規の活性操作系を用いた多様な生命現象の制御を可能にする有用な実験系を確立した。これは、エストロゲン受容体との融合タンパク質を活用したもので、この実験系を活用することにより、炎症の調節に関わる重要な転写因子、IkB-z自身の転写後制御に従来では知られていなかったシグナル伝達系を明らかにした。