著者
大谷 英児 池田 俊弥
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.205-210, 1990
被引用文献数
6 7

セモンホソオオキノコムシの干しシイタケによる大量継代飼育法を検討した。100対の羽化直後の雌雄成虫に50gの干しシイタケに水分を与えたものを与え,25°C, 14L-10Dの条件で飼育したところ,雌成虫は羽化後8∼14日目に集中的に産卵し,1日平均約260頭の次世代成虫を22日間にわたりうることができた。卵期間は3日,幼虫期間は約30日,蛹期間は7日で,卵から羽化までは約40日であった。継代飼育の第4世代と第8世代の間で,雌成虫の寿命,産卵数,卵から羽化までの生育日数,次世代成虫数とも差は認められなかった。
著者
大谷 英児 池田 俊弥
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.205-210, 1990-08-25 (Released:2009-02-12)
参考文献数
3
被引用文献数
8 7

セモンホソオオキノコムシの干しシイタケによる大量継代飼育法を検討した。100対の羽化直後の雌雄成虫に50gの干しシイタケに水分を与えたものを与え,25°C, 14L-10Dの条件で飼育したところ,雌成虫は羽化後8∼14日目に集中的に産卵し,1日平均約260頭の次世代成虫を22日間にわたりうることができた。卵期間は3日,幼虫期間は約30日,蛹期間は7日で,卵から羽化までは約40日であった。継代飼育の第4世代と第8世代の間で,雌成虫の寿命,産卵数,卵から羽化までの生育日数,次世代成虫数とも差は認められなかった。