著者
内田 薫 天満 勉 岩下 正雄
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.33, pp.1553-1554, 1986-10-01

可変長パイプライン方式を実現するためにデータ駆動アーキテクチャを採用した画像処理プロセッサImPP(Image Pipelined Processor:μPD7281)においては、データを多数生成することにより並列性の高い処理を行うことが可能であるが、同時に処理可能なデータ量にはハードウェアの容量からくる制限があるため、容量以上のトークン生成を行うプログラムでは実行時にプロセッサ内のキューオーバーフローが発生し、処理の続行が不可能となる。特にImPP用の高級言語ではオーバーフローが発生しないように流量がソフトウェア的に制御されたオブジェクトを生成するコンパイラの実現が不可欠であり、そのための流量制御法を検討したので報告する。