著者
安川 史章 菅澤 喜男 乾 成里
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.40, pp.568-569, 1990-03-14

ボロノーイ線図は、平面内にn個の点が与えられた場合に、その平面上の不規則な点の勢力圏を"近さ" という自然な尺度で定義しているので、多くの分野で重要な概念となっている。一般に、地図上の点を座標化し、ボロノーイ線図を脅かせた場合に、計算機処理させた結果をプロットさせると、白紙のプリンター用紙にしか表示されないために地図上での勢力域が不明確なままに分析が終了してしまう。本研究では、地図を地図画像としてコンピューターに取り込み、ボロノーイ線図の結果を地図画像上に直接プロットさせることを試みることで、ボロノーイ線図処理の結果をより現実的に捕らえようとするものである。