著者
安田 覚 阪本 清和 中野 秀男
雑誌
情報処理学会研究報告アルゴリズム(AL)
巻号頁・発行日
vol.1990, no.58(1990-AL-016), pp.15-21, 1990-07-16

離散最適化問題に用いられる近傍探索法の良さの推定を、近似解を探索している途中で得られるデータから確率的に推定する方法について考察する。本報告では対象とする問題とその近傍探索法として、巡回セールスマン問題とλ最適法を取り上げる。50都市程度の問題例での計算結果から、あらかじめ最適値を予測した上での推定法が近似解の出現頻度推定に有効である事を確かめた。