- 著者
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宮内 均
- 出版者
- 口腔病学会
- 雑誌
- 口腔病学会雑誌 (ISSN:03009149)
- 巻号頁・発行日
- vol.43, no.4, pp.384-393, 1976 (Released:2010-10-08)
- 参考文献数
- 28
- 被引用文献数
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ヒトの生歯の天然ウ蝕象牙質からフクシンのプロピレングリコール液の染別によりその第1層のみを除いて充填しておいたところ, 残された第2層は3カ月後に硬さとCa濃度を著明に増加し, 明らかな再石灰化を示した。またイヌの生歯の窩底象牙質に人工軟化象牙質を作り, 同様にして第1層のみを除いて開放あるいは充填しておいたところ, 残された第2層は3カ月後に例外なくCa濃度を増加して再石灰化を示し, その程度は開放群とCa (OH) 2裏層群ではユージノールセメントおよびカルボキシレートセメント充填群よりもやや著明であった。