著者
宮口 勝弘 原嶋 勝美
雑誌
第81回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, no.1, pp.279-280, 2019-02-28

現在施工されている防犯システムは防犯カメラの設置や警察官によるパトロールによる犯罪抑止の面が大きく、起こった犯罪に対しては後手後手の対応になっているのが現状である。この現状は、警察による犯人の確保までのタイムラグが大きくなるという問題につながっている。本研究では、自律移動型ロボットを防犯システムに導入することで、警察官のパトロール業務を代行によって犯罪抑止効果を損なわず、犯罪もしくは不審者を発見した際にはロボットが追跡を行い、犯罪発生からのタイムラグを小さくすることで迅速な犯人確保に貢献するシステムを実現することを目的とし、これをマルチエージェントシミュレーションにより表現し評価を行う。