著者
宮成 洋
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.77, no.3, pp.222-225, 2014 (Released:2016-09-28)
参考文献数
1

近年,デジタル一眼レフカメラの機能や性能の進化により,ユーザーの撮影スタイルが多様化し,ファインダー撮影だけでなく,液晶モニターで映像を確認しながら撮影するライブビュー撮影および動画撮影を行う機会が増えてきている.全有効画素が撮像と位相差AFの機能を兼ね備えているCMOSセンサーを用いたデュアルピクセルCMOS AFは,ライブビュー撮影時や動画撮影時に広い測距範囲で,ファインダー撮影時と同様に最終合焦まで位相差AF が可能なため,従来のハイブリッドCMOS AFやコントラストAFに比べて,「より短い合焦時間」 「動く被写体に対する優れた追従性」 「動画撮影時の滑らかなAF動作」 を実現しAF性能を飛躍的に向上させた.