著者
白田 英樹 富久 章子 笠原 猛
出版者
徳島県立農林水産総合技術センター畜産研究所
雑誌
徳島県立農林水産総合技術センター畜産研究所研究報告 (ISSN:1347099X)
巻号頁・発行日
no.3, pp.85-90, 2003-12

ブロイラーのコマーシャル鶏を用いて魚粉(動物性蛋白質)を用いない飼料がブロイラーの生産性に与える影響について検討を行った。平成14年10月15日から12月10日までの56日間、雌雄別飼で試験を実施した。8週齢までの育成率は、試験区:98.0%-100%、対照区:98.0%-100%であった。8週齢時の体重は、試験区雄:3554g、雌:3130g、対照区雄:3566g、雌:3093gで両区で差は見られなかったが、6-8週齢の1日1羽当たり飼料摂取量では試験区が有意に多かった。肉色では、むね肉及び腹腔内脂肪色でa値b値で試験区の色が薄く、差が見られた。浸透圧及び血液ガスでは一部で差は見られたが、飼料の違いによる傾向は確認できなかった。