- 著者
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梅埜 國夫
下野 洋
富樫 裕
- 出版者
- 国立教育研究所
- 雑誌
- 一般研究(C)
- 巻号頁・発行日
- 1987
1 高等学校生物教育の内容として、教科書から抽出した455項目について、各項目ごとの必要度を評価してもらうために、生物教育の専門家792名に対してアンケート調査を行った。(内訳は、生物教育学会の会員である大学教官126名、教育センター所員44名および教育センターから推薦してもらった高校教員623名)回答は、557名(70.3%)から得られた。2 このアンケート調査の結果を参考にしながら、高校生物教育のミニマム・エッセンシャルズを策定した。3 ミニマム・エッセンシャルズを基にして、高校生物教育の教育課程試案(シラバス試案)を作成した。この試案では、高校生物の内容を9つの領域に区分し、各領域毎に、具体的な内容項目をA・B・Cの3ランクに示けて示した。Aランク:国民的教養としてのミニマム・エッセンシャルズ。すなわち、生徒の将来の進路のいかんを問わず高校卒業生の一般教養として必要不可欠な内容。したがって、できれば必修科目の中でとりあげたい内容。Bランク:発展的・補修的内容。すなわち、生徒の将来な進路の希望によって、選択科目の中で取り上げたい内容。Cランク:参考程度の内容。もし余裕があれば取り上げても良いという程度。4 本研究についての研究報告書を作成した。