著者
小泉 博義 寺島 卓 松田 和也 内記 陽一
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
日本伝熱シンポジウム講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.185, 2008

管内鉛直上向き流中に設置したヒーターにより、流体を局所的に加熱する。ヒーター直後に設置したディフューザとレジューサにより、加熱に基づく浮力による加速を抑制し、拡散を促進させることにより流体温度を一様化する。このときの最大流体温度上昇?Tと管内流量Qの間に、Q < 1 mL/min の流量範囲で線形な関係が実験的に得られた。これにより、安価かつ保守の必要性の少ない微小流量計の実用化の可能性を示せた。なお、本流量計は、管内平均流速Um=0まで適用でき、流体の漏れ探知にも使用できる。