著者
新井 崇洋 古谷 正裕
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
日本伝熱学会論文集 (ISSN:09189963)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.91-100, 2007 (Released:2008-02-25)
参考文献数
10

We proposed ultra rapid solidification and atomization technique, CANOPUS (Cooling and Atomizing based on NOble Process Utilizing Steam explosion), using small-scale vapor explosions to make an amorphous metal. The CANOPUS method is suitable for rapid cooling and atomization process, which utilizing sustainable small-scale vapor explosions. In order to apply the CANOPUS method to a high melting point metal, it is necessary to make a small-scale vapor explosion occur at a high temperature of the molten metal. Small-scale experiment is conducted to develop the vapor explosion promotor in which spontaneous vapor explosion can occur at a high temperature of a molten metal. Spontaneous vapor explosion do not occur when water at 80°C is used as a coolant. However, spontaneous vapor explosion occurs when water at 80°C with salt additives is used as a coolant. Specifically, lithium chloride solution generates spontaneous vapor explosions at the highest temperature of the molten tin in the experiment. In order to clarify the triggering mechanism of the spontaneous vapor explosion when the promotor is used as a coolant, a high-temperature solid stainless steel sphere is immersed into a coolant. The interfacial temperature of the stainless steel sphere is measured, and the behavior of a vapor film around the stainless steel sphere is observed with a digital video camera. As a result, salt additives resulted in an increase of quench temperature in all salt solutions. The quenching curves of each coolant indicate that the salt additives improve the film boiling heat transfer. The improvement of the film boiling heat transfer causes an unstable formation of the vapor film and a rise of the quench temperature. It is clarified that the salt additives to water promotes a vapor film collapse. Comparing two experiments, the quench temperature of each solution is in close agreement with the upper limit of the molten tin temperature that causes spontaneous vapor explosion. This result suggests that the vapor film collapse triggers spontaneous vapor explosion.
著者
村上 陽一
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
日本伝熱学会論文集 (ISSN:09189963)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.15-26, 2012 (Released:2012-08-10)
参考文献数
46

Photon upconversion based on triplet-triplet annihilation (TTA) of excited triplet molecules is drawing attention due to its applicability for weak incident light, possessing a potential for improving efficiencies of solar energy conversion devices. Since energy transfer between triplet levels of different molecules and TTA are based on the Dexter mechanism, inter-molecular collision is necessary and hence the majority of previous studies have been done with organic solvents, which are volatile and flammable. This paper presents the development and characterization of phase-stable photon upconverters fabricated with ionic liquids, which are room temperature molten salts with negligible vapor pressure and high thermal stability. The employed aromatic molecules, which are carrier of photo-created energies and are non-polar (or weakly polar) molecules, are found to be stable in the polar environment of ionic liquids, contrary to expectation. The mechanism of the stable solvation is proposed. The upconversion quantum yields are found to rapidly saturate as the excitation light power increases. An analytical model was developed and compared with the experimental data. It is shown that ionic liquids are not viscous media for the purpose of TTA-based upconversion.
著者
山口 義幸 中村 義樹
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
日本伝熱シンポジウム講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.206-206, 2008

硫酸ナトリウム水溶液を芯物質とするマイクロカプセルを調製し,エチレングリコール水溶液に分散させたスラリーの5~30℃における密度変化を測定した.界面重合法によって得られるマイクロカプセルは非常に薄い皮膜が得られる一方その皮膜には透水性があるため,従来は油性分散媒を用いてスラリーとしていた.本研究では,同カプセルを水性分散媒に分散して安定したスラリとする方法,および過冷却の大きな微小カプセルを除去する方法について検討し,得られたスラリーの密度を測定したところ,約10℃で最大密度を示すことが解った.
著者
対馬 勝年
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
伝熱 (ISSN:13448692)
巻号頁・発行日
vol.45, no.190, pp.56-59, 2006 (Released:2010-12-16)
参考文献数
5
著者
杉野 史瑛 椿 耕太郎 宮良 明男
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
日本伝熱シンポジウム講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.308-308, 2011

熱交換器の分流器内で、冷媒は均一に分配されることが望まれるが、冷媒が気液二相状態で流入する場合には、分流器の形状や冷媒の流動状態により冷媒の偏流が起こる。実験では冷媒ではなく、観察の容易な空気‐水の気液二層流を使用し、数値計算でも実験と同様に流体を空気‐水を使用した。実験と計算において、形状の異なる分流器において、出口から出てくる空気と水から偏流比を評価している。今回の実験と数値計算では、同様の流入条件に対して、それぞれが近い結果が得られた。
著者
吉田 英生
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
伝熱 (ISSN:13448692)
巻号頁・発行日
vol.43, no.183, pp.39-41, 2004 (Released:2010-12-16)
参考文献数
5
著者
高橋 厚史 生田 竜也 伊藤 洋平 張 興 藤井 丕夫
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
日本伝熱シンポジウム講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.225, 2009

T字一体型ナノセンサを用いて、カップスタック型カーボンナノファイバー(CSCNF)の熱伝導率計測を行った。CSCNFは底の無いコップを積み重ねた構造をしている。カップ間結合はファンデルワールス力による弱い結合であると考えられ、この結合が熱輸送を支配していると考えられる。実験から得られた熱伝導率は、ファンデルワールス力による弱い結合から推定される値よりはるかに大きな値となり、長距離の弾道的熱伝導が行われていると考えられる。
著者
杉山 智之
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
伝熱 (ISSN:13448692)
巻号頁・発行日
vol.45, no.192, pp.71-76, 2006 (Released:2010-12-16)
参考文献数
7
著者
小泉 博義 寺島 卓 松田 和也 内記 陽一
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
日本伝熱シンポジウム講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.185, 2008

管内鉛直上向き流中に設置したヒーターにより、流体を局所的に加熱する。ヒーター直後に設置したディフューザとレジューサにより、加熱に基づく浮力による加速を抑制し、拡散を促進させることにより流体温度を一様化する。このときの最大流体温度上昇?Tと管内流量Qの間に、Q < 1 mL/min の流量範囲で線形な関係が実験的に得られた。これにより、安価かつ保守の必要性の少ない微小流量計の実用化の可能性を示せた。なお、本流量計は、管内平均流速Um=0まで適用でき、流体の漏れ探知にも使用できる。

1 0 0 0 OA 花火

著者
永井 二郎 青木 和夫
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
伝熱 (ISSN:13448692)
巻号頁・発行日
vol.45, no.193, pp.71-74, 2006 (Released:2010-12-16)
参考文献数
4
著者
塩見 淳一郎 エスファルジャーニ ケーワン 陳 剛
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
日本伝熱シンポジウム講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.296, 2011

密度汎関数法よって求めた非調和原子間力定数を用いて,フェルミの黄金則に基づいたフォノン散乱解析や分子動力学解析に展開することによって,半導体結晶のフォノン熱伝導を第一原理的に解析できるマルチスケールシミュレーション基盤を開発した.本発表では,そのフレームワークを紹介した後に,次世代型の熱電変換材料として期待されるハーフホイスラー化合物を例に,解析によって得られたフォノンごとの平均自由行程や熱伝導率への寄与を通じてフォノン輸送特性を明らかにするとともに,それらの知見のナノ複合材や合金のデザインへの有用性を議論する.
著者
大場 秀悟 小林 健一
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
日本伝熱シンポジウム講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.341-341, 2011

自動車の車内空間は建築空間と異なり日射熱制御や断熱材等による断熱化が困難であるため,過酷な状況になりやすい.そこで本研究では,熱線反射フィルムを自動車のガラス部分に貼ることによる車内の温熱環境の制御を試みた.熱線反射フィルムは,通常のガラスと比べ侵入する日射量を抑制し,室内の温度上昇を抑えられる事が分かった.また,自動車のリアガラスによく使用される遮光フィルムと比べ,ガラス温度が上昇しにくくなることが分かった.このフィルムを実車に使用した場合も同様に,車内温度の上昇を抑制する効果が確認された.
著者
林 知生
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
日本伝熱シンポジウム講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.317-317, 2009

高発熱電子機器の冷却に用いる着脱自在な熱コネクタを試作した。試作した熱コネクタは,放熱プラグを受熱ソケットに挿入し,その隙間に熱伝導の良いグリスを充填することにより熱的に良好に接続される。放熱プラグを抜き取る際,グリスは元のグリス溜めに還流する構造となっており,熱コネクタは繰返しの着脱が可能である。本報告では,熱抵抗の目標を満たすための熱コネクタの寸法検討,熱コネクタ挿入の際に必要な力を低減するためのバネを用いたグリス充填構造の検討など,本熱コネクタの設計手法の検討を中心に説明する。
著者
荒木 信幸
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
伝熱 (ISSN:13448692)
巻号頁・発行日
vol.43, no.178, pp.2-8, 2004 (Released:2010-12-16)
参考文献数
27
著者
田中 三郎 宮崎 康次 塚本 寛
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
日本伝熱シンポジウム講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.224-224, 2009

p型ビスマステルライドをビーズミルを用いてナノ粒子を作製,有機溶剤に分散させ,ペースト状のナノ粒子をアルミナ基板に塗布,薄膜の作製を行った.ナノ多孔体薄膜の熱伝導率を3オメガ法により-170℃から室温の範囲で測定した.薄膜の熱伝導率はバルクよりも大幅に小さく,低温になるにつれ熱伝導率は増加せず,バルクと異なる温度依存性を示した.これらの結果から,ナノ粒子で作製したナノ多孔体の熱伝導に及ぼす影響を考察した.
著者
長坂 克已
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
伝熱研究 (ISSN:09107851)
巻号頁・発行日
vol.6, no.23, pp.19-20, 1967-09-30 (Released:2010-12-16)