著者
小川 泰文 小川 猛志
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.577, pp.71-74, 2007-03-01

ユビキタスNW環境では,ユーザーは様々な手段でコミュニケーションを行うことになる.しかし例えば着信音が迷惑なシチュエーションがあるように,状況によって適切でない通信手段があり,状況の取得を可能とするプレゼンスサービスが重要となる.翻って,従来のプレゼンス情報は主にユーザーの自己申告によるものであることから,信頼性やリアルタイム性に欠け,通信手段を適切に選択するための判断根拠としての有効性は高くない.本研究では,NWを介してユーザーからのセンシング情報を収集し,センシング情報を基づき動的にプレゼンス情報を生成するためのシステムを提案し,これにより通信手段を適切に選択するためのプレゼンスサービス実現手段に関して考察を行う.