著者
小谷 俊哉
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木史研究 (ISSN:09167293)
巻号頁・発行日
no.16, pp.327-334, 1996

都市はその発生以来、様々な要因で当初の様相を変化させていく、特に都市形成発祥の地となった場所が都市の変遷過程の中で空間的にどのよう空間構造と位置づけで今日に至っているかについて検討を進めていくことは、今後の都心について考える時に重要である。本研究では広島の城郭内部の区域を事例として取りあげ、考察を行った。研究の結果、16世紀宋の城下町築城以来の城郭構造を改変しながら、近代明治以降、終戦までの封建性の下での閉鎖的な空間から様々な変遷過程を経ながら徐々に開放的な空間へと変容していることが判明した。
著者
小谷 俊哉
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木史研究 (ISSN:09167293)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.327-334, 1996-06-05 (Released:2010-06-15)
参考文献数
10

都市はその発生以来、様々な要因で当初の様相を変化させていく、特に都市形成発祥の地となった場所が都市の変遷過程の中で空間的にどのよう空間構造と位置づけで今日に至っているかについて検討を進めていくことは、今後の都心について考える時に重要である。本研究では広島の城郭内部の区域を事例として取りあげ、考察を行った。研究の結果、16世紀宋の城下町築城以来の城郭構造を改変しながら、近代明治以降、終戦までの封建性の下での閉鎖的な空間から様々な変遷過程を経ながら徐々に開放的な空間へと変容していることが判明した。
著者
小谷 俊哉 窪田 陽一
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木史研究 (ISSN:09167293)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.315-323, 1992-06-05 (Released:2010-06-15)
参考文献数
23

「オ-プンスペース」を一般に人々の往来が可能な広場的空間と定義し、これに対して一般の通行や立ち入りが困難な私有地や公有地のうちで、その敷地内に緑地あるいは非建蔽の空地を有する空間を「オ-プンスペース的空間」として位置づけ、これの江戸期から現在に至るまでの変遷を皇居周辺地区を対象地域としてその形態や特徴などから通史的に類型化することを試みた。そしてその変容を把握することによってオープンスペースとオープンスペース的空間の関係に注目し、同一地点におけるオ-プンスペース及びオープンスペース的空間の形態の変容過程について考察することを試みた。