著者
中村宏 小野智司 中山茂
雑誌
研究報告数理モデル化と問題解決(MPS)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.22, pp.1-2, 2013-02-20

本研究では対話的な進化計算を用いて利用者の嗜好を反映した映像のダイジェスト生成手法を提案する.ダイジェストの適切さは質的評価と量的評価の 2 つの指標から評価する.質的評価はユーザの嗜好の反映度である.量的評価は再生時間の適切さと冗長性の少なさである.冗長性の評価やユーザ評価の推定に,Bag of Visual Words を使用した.提案手法ではユーザ評価の推定に特定のジャンルの映像に依存した特徴量を用いないため,ホームビデオ等の映像にも適用可能である.This paper proposes a video digest generation method based on interactive evolutionary computation. The proposed method evaluates solution candidates from the viewpoints of qualitative and quantitative criteria. As a qualitative evaluation, the proposed method maximizes user preference, and as quantitative evaluation, the method minimizes the redundancy and the inappropriateness of video length. The method uses features based on Bag of Visual Words, which are not depend on video categories and users, enabling even to summarize home videos.
著者
小野智司 前田浩志 中山茂
雑誌
画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2011)論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.1705-1706, 2011-07-20

ユーザとシステムとが協調して最適化を行う協調型進化計算を用いて,画像処理フィルタを設計する方式を提案する.本方式を利用することで,探索の序盤に専門家によるフィルタ構造の設計を行い,探索の中盤以降にシステムが詳細な構造や閾値の調整を行うような探索が可能となる.逆に,探索の序盤から中盤にかけてシステムがフィルタを自動的に設計することで,利用者の発想を支援し,探索の終盤に利用者がフィルタ構造を手動で調整することも可能となる.