著者
尾田 颯太郎 Shew Chwen-Yang 吉川 研一
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.71, pp.3057, 2016

<p>生命体は非平衡ゆらぎにより、自らの生命を創り出し、その活動を維持している。ゆらぎが、空間的な閉鎖条件下で、秩序を形成する条件を探る目的で、振動板を使った実験を進めている。混雑条件に設定すると、特定のサイズや形態の構成要素が空間的な極大化を起こすことが私たちの実験で明らかになってきている。今回の発表では、このような実験と、モデル系での数値シミュレーションにより、どのようなシナリオで非平衡ゆらぎが閉鎖系での自己組織をもたらすかを調べたのでその結果を報告する。</p>