著者
山崎 政彦 宮崎 康行
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
スペース・エンジニアリング・コンファレンス講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp._D01-1_-_D01-6_, 2013
被引用文献数
1

平成25年度H-IIAによるALOS-2小型相乗り副衛星の一つとして,日本大学が提案している超小型衛星SPROUTが選定された.SPROUTでは,ソーラーセイルや大型太陽発電パネル等,将来の大型宇宙構造物の実現に向けて,インフレータブルチューブと膜面から成る複合膜面構造物の展開実証や膜面構造物による軌道降下率変化の予測等を行う.また,アマチュア衛星として,カメラ撮影やデジピータ利用等をアマチュア無線家に開放する予定である.本報告ではSPROUTの衛星・分離システム,複合膜面構造保持・展開システムの概要,開発状況について発表する.
著者
山崎 政彦 荒木 友太 有田 公輔 宮崎 康行 松原 一雄 中村 義隆
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SAT, 衛星通信 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.497, pp.23-28, 2008-02-21
参考文献数
3

日本大学では,2001年より超小型人工衛星開発に着手し,2004年10cm立方,1kgのSEEDSを完成させた.SEEDSは2006年7月に打ち上げられたが,ロケットのエンジントラブルによって打ち上げは失敗に終わった.2007年6月,再び打ち上げを目指し,開発を完了したSEEDSは,今年度中のインドでの打ち上げを目指している.2005年11月,日本大学2機目となる超小型人工衛星SPROUTの開発をスタートさせた.SPROUTは2009年度の打ち上げを目指し現在開発中である.本報告では,SEEDSの概要と現在の状況および,SPROUTの概要,開発状況と今後の計画を報告する.