著者
山本 正志
出版者
日本コミュニケーション障害学会
雑誌
聴能言語学研究 (ISSN:09128204)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.96-100, 1998-08-30
参考文献数
2

精神発達遅滞児に対するコミュニケーション指導は,子どもが意欲をもって自律的に取り組むことが中心になると考えた.その方法として授業をグループで指導し,指導をゲーム化することを試みた.授業例としてオリエンテーリングやしりとり,身振り歌を報告した.この方法は子どもの意欲を引き出すことに成功し,またいろいろなレベルのコミュニケーション課題を導入するのも容易だった.しかし学習効果の測定はできなかった.