- 著者
-
小林 重雄
小坂井 翠
山本 順大
- 出版者
- NPO法人 日本自閉症スペクトラム支援協会 日本自閉症スペクトラム学会
- 雑誌
- 自閉症スペクトラム研究 (ISSN:13475932)
- 巻号頁・発行日
- vol.16, no.1, pp.33-36, 2018-09-30 (Released:2019-09-30)
- 参考文献数
- 2
- 被引用文献数
-
2
対象は「知的遅滞を伴う自閉症」と診断された小学校支援学級1 年に在籍している児童である。排尿習慣が未確立で、家庭ではオムツで生活している。そして、家庭外では排尿しないことが深刻な問題となっていた。デイケア・サービス機関が中心となり、オムツをトレーニングパンツに変更し、定時排尿指導を導入し、家庭・学校において、これへの変更と維持を積極的にサポートした。その結果、指導6日目にデイケアの機関での排尿があり、その後、学校などでの排尿も可能となった。また、家庭でのオムツを完全にはずせる状態となった。