- 著者
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岡崎 啓明
- 出版者
- 一般社団法人 日本内科学会
- 雑誌
- 日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
- 巻号頁・発行日
- vol.106, no.4, pp.735-741, 2017-04-10 (Released:2018-04-10)
- 参考文献数
- 25
残余リスクの正体は何か―標準治療であるスタチンによるLDL-C(low density lipoprotein-cholesterol)低下の限界を超える新たな治療薬の登場により,LDL-C低下療法は新時代に入り,また,ゲノム研究から,高TG(triglyceride)血症も重要な動脈硬化リスクであることがわかってきた.より若年からの介入の重要性,新治療薬開発など,脂質の治療は新たなパラダイムに入ろうとしている.Commonな脂質異常から遺伝子異常の明らかな難病まで,脂質異常症の治療の今後の可能性を探る.