- 著者
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築山 高彦
山田 光治
愛知県西三河児童・障害者相談センター
岡崎女子短期大学幼児教育学科
- 雑誌
- 岡崎女子大学・岡崎女子短期大学 地域協働研究 (ISSN:21892385)
- 巻号頁・発行日
- no.1, pp.29-37, 2015-03-30
安全委員会方式を導入している施設の活動の状況と職員へのアンケート調査から、安全委員会方式導入の効果と効果的 で安定的な安全委員会の運営のために必要なことについて検討した。導入の効果としては、個々の児童も職員も意識面や 行動面でよい変化が認められること、組織としての対応が徹底されたこと、関係機関との連携が強化されたこと、職員の 児童処遇への自信や安心感が生まれてきていることが挙げられた。また、効果的で安定的な安全委員会の運営のためには、 「丁寧で継続的な聞き取り調査の実施」、「厳重注意以前の対応の的確な選択」、「厳重注意の適切な実施と日々のアフター フォローの重要性」、「児童・職員への周知の徹底」を指摘した。