2 0 0 0 OA 杉原一司論(上) ―『メトード』にみる創作方法の模索と実践―
- 著者
- 岡村 知子
- 出版者
- 論潮の会
- 雑誌
- 論潮 (ISSN:18821982)
- 巻号頁・発行日
- vol.10, pp.86-99, 2017-07-30 (Released:2023-10-05)
1 0 0 0 OA 杉原一司論(中) ―小田仁二郎『触手』及び早野臺氣の歌論との関わりを中心に―
- 著者
- 岡村 知子
- 出版者
- 論潮の会
- 雑誌
- 論潮 (ISSN:18821982)
- 巻号頁・発行日
- vol.14, pp.66-78, 2021-08-10 (Released:2023-10-02)
1 0 0 0 OA 金ヨンロン著『小説と〈歴史的時間〉 井伏鱒二・中野重治・小林多喜二・太宰治』
- 著者
- 岡村 知子
- 出版者
- 昭和文学会
- 雑誌
- 昭和文学研究 (ISSN:03883884)
- 巻号頁・発行日
- vol.79, pp.146-148, 2019 (Released:2021-07-01)
1 0 0 0 OA 津島佑子『あまりに野蛮な』論 : 生と死の円舞(ロンド)
- 著者
- 岡村 知子
- 出版者
- 日本近代文学会
- 雑誌
- 日本近代文学 (ISSN:05493749)
- 巻号頁・発行日
- vol.89, pp.139-153, 2013-11-15
津島佑子の長編小説『あまりに野蛮な』(講談社、二〇〇八年一一月)は、一九三〇年に起った霧社事件(日本の統治に耐えかねた台湾の原住民が、多くの日本人を殺害した事件)と、台湾の原住民に古くから伝わる伝説に材をとることで、具体的な国籍や民族性を身に帯びた人間が、なおかつ普遍的な価値の創造へと向かう道すじを描き出している。本稿は、一九三〇年代に翻訳紹介された「デュルケム」に師事し、台北高校でフランス語を教える社会学者「明彦」と、その妻「ミーチャ」の死生観の相違に着目し、後者に見られる生と死の円環とその意味するところを分析的に論じることを目的とした。