著者
中里 滋樹 大坂 博伸 千葉 寛子 水間 謙三 藤岡 幸雄 岡田 一敏 涌沢 玲児
出版者
岩手医科大学歯学会
雑誌
岩手医科大学歯学雑誌 (ISSN:03851311)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.79-83, 1987-04-30 (Released:2017-11-18)
参考文献数
10

我々は既往歴で局所麻酔薬によると思われる重症ショックを併発した2症例の歯科治療を経験した。2症例とも各種検査により, ある程度の原因は指定しえるがショックの原因を解明する事ができなかったため, 局所麻酔の使用を避け抗ヒスタミン剤で局所麻酔作用を有する2%塩酸プロメタジンを麻酔薬として使用し, 抜歯, 抜髄, 充塡処置に良好な結果を得た。