著者
岩佐尚史 大沢英一
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.745-746, 2013-03-06

統合的思考法による問題解決やアイデアの発想法としてKJ法が考案され,現在では企業研修や学校教育など様々な分野で用いられている.しかし,KJ法はすべての手順を人の手で行うため,多く主観が入り込んでしまう.そこで本研究で,KJ法に2部グラフの考え方を導入してネットワークを生成し,合理的な図解化やネットワークの性質を用いた数理的解析による新しい知見の発見を目的とする.実験は,2部グラフからネットワークをリアルタイムで描画する機能を実装したアプリケーションを用いて行った.その結果,数理的解析による有用性は見られたが,実験時に使用したアプリケーションや実験設定に課題が残った.