著者
北原央樹 中山伸一 真栄城哲也
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.839-841, 2013-03-06

本研究の目的は,ライトノベルの定量的な特徴を明らかにすることである.ライトノベルは定義が曖昧である.ライトノベルとライトノベルではない小説を複数選択し,それぞれの作品の登場人物の描写方法の違いを分析した.具体的には,登場人物を形容している文章を対象とし,それらの部分の文字数・形容の傾向・形容文を解析した.形容文が多く現れている部分に着目すると,ライトノベルは人物が現れてから比較的早い段階に形容文が集中する傾向が見られた.
著者
佐々木あすか 中山伸一 真栄城哲也
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.843-844, 2013-03-06

VOCALOIDと呼ばれる音声合成技術を用いて歌声を生成した楽曲が支持を得ているが,その中でも人気のある楽曲の特徴を解析した.研究対象はニコニコ動画の週刊ランキング「週刊VOCALOIDランキング」をもとに作成した2007年から2011年までの年間ランキングから選出した上位5, 6曲,下位4, 5曲である.それらの楽曲のメロディについて,発音単位毎の音価と,発音単位の継続時間,隣接する音符の音程の差,音域,テンポについて分析した. その結果,ランキングが上位の曲は,テンポ,早口の度合い,リズムのばらつきに特徴があることが判った.
著者
安藤竜生 横山真男
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.47-48, 2013-03-06

本研究は、トイレ利用時に用いられる流水音の音消し装置として、従来あるような水が流れる音を被せて音消しをする方法ではなく音楽を利用することを検討した。流水音に対してどういったジャンルの音楽が適合するかを調査するために、擬音による音消し以外にどのような音楽が代用出来るかを検討するためにジャンルの選定を行った。音楽には様々なジャンルがあるが、本研究ではジャズ、カントリー、雅楽、ヘビィメタル、クラシック、J-POPといったジャンル間の差が分かりやすい代表的なものにジャンルを絞った。一方、音消しの対象となる流水音としてはコップに注ぐ音、水洗トイレのフラッシュ音を取り上げ、これらに上記ジャンルを重ね合わせて評価実験を行った。
著者
佐々木あすか 中山伸一 真栄城哲也
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.843-844, 2013-03-06

VOCALOIDと呼ばれる音声合成技術を用いて歌声を生成した楽曲が支持を得ているが,その中でも人気のある楽曲の特徴を解析した.研究対象はニコニコ動画の週刊ランキング「週刊VOCALOIDランキング」をもとに作成した2007年から2011年までの年間ランキングから選出した上位5, 6曲,下位4, 5曲である.それらの楽曲のメロディについて,発音単位毎の音価と,発音単位の継続時間,隣接する音符の音程の差,音域,テンポについて分析した. その結果,ランキングが上位の曲は,テンポ,早口の度合い,リズムのばらつきに特徴があることが判った.
著者
杉本元気
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.437-438, 2013-03-06

ソフトウェア開発において、コードの記述や修正は避けて通れない工程である。そのため、開発期間の短期間化に実装工程の短縮化が必要である。コーディングを効率化する機能を持つエディタに、VimやEmacsが挙げられる。しかし、これらのエディタの機能を有効活用するためには操作の習熟が必要であり、その学習を支援する仕組みが存在しない。そこで本論文では、ユーザによるVim上でのキー入力を解析し、Vimやそのプラグインが有する機能により入力を短縮化できる箇所を検出して、その情報をユーザに提示することで学習を促す仕組みを提案する。被験者実験を通して、提案手法によりVimの操作の学習を支援できることを示す。
著者
北原央樹 中山伸一 真栄城哲也
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.839-840, 2013-03-06

本研究の目的は,ライトノベルの定量的な特徴を明らかにすることである.ライトノベルは定義が曖昧である.ライトノベルとライトノベルではない小説を複数選択し,それぞれの作品の登場人物の描写方法の違いを分析した.具体的には,登場人物を形容している文章を対象とし,それらの部分の文字数・形容の傾向・形容文を解析した.形容文が多く現れている部分に着目すると,ライトノベルは人物が現れてから比較的早い段階に形容文が集中する傾向が見られた.
著者
安藤竜生 横山真男
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.47-48, 2013-03-06

本研究は、トイレ利用時に用いられる流水音の音消し装置として、従来あるような水が流れる音を被せて音消しをする方法ではなく音楽を利用することを検討した。流水音に対してどういったジャンルの音楽が適合するかを調査するために、擬音による音消し以外にどのような音楽が代用出来るかを検討するためにジャンルの選定を行った。音楽には様々なジャンルがあるが、本研究ではジャズ、カントリー、雅楽、ヘビィメタル、クラシック、J-POPといったジャンル間の差が分かりやすい代表的なものにジャンルを絞った。一方、音消しの対象となる流水音としてはコップに注ぐ音、水洗トイレのフラッシュ音を取り上げ、これらに上記ジャンルを重ね合わせて評価実験を行った。
著者
大西智佳 奥村紀之
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.311-312, 2013-03-06

近年インターネットの爆発的な普及によってメールやチャット、SNSなどを使用する機会が増えてきている。中でも感情を伝える手段として顔文字が活用されている。しかし、顔文字の存在によって文章と顔文字の感情が相違しており書き手の感情が分からないという問題が発生する場合もある。本研究室には先行研究の感情判断システムがある。この既存のシステムでは文章から感情を判断できるが、受動態の判定ができない、主語が無い文章は判定できない等の理由により、結果として無感情と判断される場合が多い。そこで本研究では感情判断システムの精度を向上させ、文章とそれに付与された顔文字から感情を比較・検討している。
著者
磯村美友 熊谷菜津美 村瀬勉 小口正人
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.475-476, 2013-03-06

近年、モバイルルータやテザリングなどを用いたパーソナルな移動無線LANシステムが利用される機会が増えている。人間と一緒に移動する移動無線LANは、会議などの場合、1カ所に多くの無線LANが集中するというケースが発生する。そのような場合、無線LAN電波の影響が互いの無線LANのスループットなどのQoSを低下させる恐れがある。特に、多くの無線LANが近接すると、近隣のチャネルを使わざるを得なくなるため干渉による大きな影響が想定される。さらに、同じチャネルを共有せざるを得なくなる無線LAN同士が帯域を取り合い競合するため、ますますQoSが劣化してしまう。このような、QoS低下のメカニズムの解明と基本的なQoSを実機を用いて定量的評価を行った。
著者
渡辺智美 中村亮太 上林憲行
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.695-696, 2013-03-06

面接対策のための書籍はあるが, 面接者に良印象を与える話速の具体的数値や, 悪印象を与えてしまう音声フィラーの頻出等, 言語情報以外のコミュニケーション法に関する記載は少ない. 本研究では面接者が重視する受験者の話し方を構成する要素を明らかにするために, 本学で開講された模擬面接官養成講座の受講生を面接者とした模擬面接を実施した. その中で面接者による声の大きさ・話速・音声フィラー・繰り返し・沈黙の項目に対する4段階主観評価, 音声フィラー・繰り返し・沈黙の頻出数, 内容も含む面接印象評価の取得と, 逐語記録実施による話速分析を行った. その結果, 話速と声の大きさが面接者の印象評価に影響を与えていることが示唆された.
著者
寺澤洋輝 荒井優希 芦田和毅
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.883-884, 2013-03-06

近年,若者の野球離れに伴いマネージャの不足が懸念されつつある.マネージャは舞台裏を支えているため,高校野球において欠くことのできないものである.その一方,マネージャ業務は多用であるため,少ない人数であると運営が立ち行かなくなる可能性がある.そこで,本研究ではその業務を軽減するシステムの構築をしている.このシステムは,タブレット端末上で動作するスコアリングサブシステムと,これと連携して動作するBSOボードとスコアボードから成るディスプレイサブシステムから構成されている.このシステムを使えば,3人分の仕事を1人で行うことができるだけでなく,より簡単に試合の運営が行える.本稿では,その試作を行った結果を報告する.
著者
LindaChangvisommid 青野雅樹
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.305-306, 2013-03-06

特定の映画から興行収入を予測することは、研究者や映画制作者にとってもまだ難しい問題である。本研究では、映画のデータを入手し、そこから考えられる素性を検討した。次に、この素性を使って、興行収入を数値としてではなく、収入の範囲から5値あるいは9値等に分類し、分類問題に帰着させる。そこでSVM等を用いて映画の興行収入を予測する実験を行った。実験に用いるデータは、映画に関するオンラインデータベースIMDB(The Internet Movie Database)および興行収入情報のBox Office Mojoから取得した。素性には、映画のジャンル、出演者、監督、公開時期などを含み、これらの素性を用いて予測モデルを作成し、交差検証方法を用いてモデルの評価を行った。
著者
小林功介 辻本拓也 安本匡佑 羽田久一 太田高志
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.207-208, 2013-03-06

2012年10月の就職内定率が6割を切り、就職難と叫ばれて久しい。多くの就職活動生(以下就活生)は、いくつもの企業の選考を受けてもなお内定を獲得することができず、その代わりに数多の「不採用通知メール(通称 お祈りメール)」を受け取っている。 本研究では、お祈りメールが就活生に与える虚しさに着目し、これを題材にしたインタラクティブコンテンツを開発することで、就職難という昨今の世相の皮肉的な表現を試みている。神社の参拝を模したお祈りのジェスチャーに反応して、映像と音楽に併せて加工したお祈りメールの文面を提示する作品である。 なお、このコンテンツは今年10月30日から1週間に渡って開催された東京デザイナーズウィーク2012に出展され、閲覧者の好意的な反応を多数得た。
著者
三好孝治 藤下憲明
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.495-496, 2013-03-06

江戸期廿日市宿の本陣は、伝来文書が焼失し、往時を知る資料は少ない。弘化3年に描かれた間取り図、国郡志御編替下しらべ帳に記載されている間取り、正徳年間町屋絵図の間口と奥行きの寸法を参考にして復元した。また、西国街道沿いに現存する郡山宿本陣、矢掛宿本陣、神辺本陣に加えて、玖波宿の本陣復元想定図などから、屋根や窓などの形状を推定した。 母屋は入母屋造り、御玄関は唐破風屋根、厨子二階の窓は、廿日市周辺の町屋の特徴である漆喰で塗り固めた角に丸みのない虫子窓、塀は建物の場合と同様の真壁作りとし、控柱を設置した。宿場町の象徴的な建物である本陣の復元が、市民に地域の歴史・文化に関心をもってもらうための一助となれば、地域貢献に繋がるものと期待している。
著者
岡本和樹 太田正哉 大谷洸貴 佐藤司 本車田匡隆 山下勝己
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.45-46, 2013-03-06

本研究では,広く普及している任意のQRコードをマーカとするARシステムを提案する.本システムは,Android, iOS, Flashなどのプラットフォーム上でQRコードを認識するZXingを用いており,HTML5/Javascriptによって記述したARコンテンツを表示できるマルチプラットフォームなARアプリケーションを容易に開発できる.
著者
石田崇 小林学 梅澤克之 平澤茂一
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.471-472, 2013-03-06

本稿では情報数理教育を対象として,インタラクティブなコンテンツに対する電子教材の試作を検討する.具体的にはRSA暗号に対するインタラクティブな教育コンテンツを作成し,評価を行う.このとき,マルチプラットフォーム化を念頭におき,コンテンツはHTML,CSS,JavaScriptのみを使用して構築する.数式の表示はMathJaxにより行う.さらにPhoneGapを用いてマルチプラットフォームに対応可能なアプリ化を検討する.
著者
石黒肇
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.317-318, 2013-03-06

顔文字は文意の認識を促進する効果があり、言葉を使わずに相手に自分の感情や状態を伝達するのに最良の手段である。しかし、日本の顔文字は数が多く、意味も複雑なことから利用するには経験や慣れが必要であり、顔文字利用経験のないユーザが利用するには困難である。本実験は日本語を対象とし、日本の顔文字に慣れていない方の文章に適切な顔文字を自動的に補完するシステムの開発を目的とする。本システムは、入力文の感情推定結果と感情毎に分類された顔文字辞書を参照することで適切な顔文字の推定を行う。
著者
須田剛裕 小嶋和徳 伊藤慶明 石亀昌明 鳥海不二夫
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.99-100, 2013-03-06

現在ソーシャルネット・ワーキング・サービス(SNS)は,テレビや新聞といった既存のメディアと並んで情報収集のツールとして,また知人や友人らと繋がりをもつことでネットワークを構築し,情報の共有などを行っている.東日本大震災時に投稿され拡散した数多くの情報には,結果的に間違った情報であったデマも含まれてしまった.そこで本研究では東日本大震災時にTwitterに投稿された約3億のTweetデータにおいて,リツイート数などを使って情報の拡散状況とデマにつながりやすいキーワードを分析結果を特徴量としたクラスタリングを行うことで,デマ情報かどうかを推定する試みを行う.
著者
貴志将考 大沢英一
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.103-104, 2013-03-06

本研究ではtwitterを利用しているユーザに対し,共通の関心事の情報を扱うユーザをレコメンドする事を目的とする.現在のtwitterでは新規にユーザを発見する為の補助機能としてレコメンド機能が存在している.現在実装されているレコメンド機能では,レコメンドされたユーザがどう言った事に関心があるのかが明確では無いということが問題として挙げられる.この問題を解決するために本研究では,キーワード抽出によってユーザ毎のキーワードを関心事として捉え,共通の関心を持ち,ネットワーク上でユーザ間の繋がりが強いユーザのレコメンドを行なった.
著者
石上直孝 筧捷彦
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.701-702, 2013-03-06

twitterやweblogなど人々が情報を発信する機会が増えている.そういった背景から,商品の評判や人物の評価,社会感情などを自動的に取得するために,テキストデータの感情抽出研究が行われている. 既存研究では「単語や文章パターンがどのような感情に近いか」といったデータをまとめた辞書をもとに分析することが多く,この辞書をニュース記事や国語辞書をもとに作っている.しかしインターネット上のテキストでは顔文字やネットスラング,崩れた言葉を使用しており,従来の形態素解析ツールではうまく解析できないような文章も多い.本研究ではそういった砕けた言葉にも対応を作成した感情抽出システムを提案する.