- 著者
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島村 めぐみ
黒岩 義之
- 出版者
- 医学書院
- 雑誌
- medicina (ISSN:00257699)
- 巻号頁・発行日
- vol.45, no.2, pp.232-235, 2008-02-10
ポイント
●一般に,しびれ・痛みの客観的定量的評価は困難である.
●ニューロメーターを用いた神経電流知覚閾値の測定は簡便で非侵襲的でありながら高い再現性をもち,神経伝導検査で不可能な小径有髄線維や無髄線維の障害を検出することが可能である.
●同一神経束内の神経線維を選択的に評価することが可能である.
●初期の末梢神経障害で認められる知覚過敏を検出できることが,画期的である.
●知覚閾値を定量化することで,治療評価や患者間の比較が可能である.