著者
柴田 俊子 奥住 祥恵 篠原 有由子 森田 文子 光永 知和子 嶋本 圭 大音 清香 井上 賢治
出版者
日本視機能看護学会
雑誌
日本視機能看護学会誌 (ISSN:24333107)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.28-31, 2023 (Released:2023-11-22)
参考文献数
3

目的:A病院における夜間・休日の救急患者電話対応の業務の統一化を図るためにマニュアルを作成し評価を行う。 方法:調査期間:2020年3月~ 7月 対象:看護師が電話対応をした66件 方法:電話対応アンケートに記載されたアンケート内容を収集分析。 結果:電話総数66件のうちマニュアルを参照しなかったのは57件(86%),マニュアルを参照したのは9件(14%)だった。この9件の内訳は手術後の症状3件,アトロピン硫酸塩水和物に対する副作用2件,病状2件, ボトックス®注射1件,クレーム1件だった。 考察:マニュアルを作成することにより病棟では関わらない処置の確認や医師への連絡が簡便になり,病棟看護師の電話対応の統一や看護師の不安の軽減に繋がった。夜間や休日は病棟看護師に他部署の役割が求められる為,定期的にマニュアルの見直しや,追加修正等を行う必要がある。
著者
森田 文子 柴田 俊子 奥住 祥恵 光永 知和子 嶋本 圭 大音 清香 井上 賢治
出版者
日本視機能看護学会
雑誌
日本視機能看護学会誌 (ISSN:24333107)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.30-32, 2020

目的:A 病院における夜間・休日の救急患者電話対応を振り返り現状と課題を明らかにする。対象と方法: 調査期間:2017 年1 月~ 12 月 対象:電話相談をした166 件方法:救急患者記載表に記載された相談内容を収集分析結果:電話総数517 件に対して救急患者記載表使用は166 件。年齢別では70 歳以上が87 件(52.4%)。時間帯では17・18 時台が各21 件ずつ(12.7%) と最も多く,17:00 ~ 23:00 では85 件(51.2%)。疾患は,緑内障が61 件(36.7%)で最多。相談内容は,目の不調について122 件(73.5%),点眼・内服について29 件(17.5%) の順。考察:電話相談は,病棟看護師の多忙な夜間帯に多い。多忙な時間帯での救急患者電話対応では,入院患者への安全な看護行為の提供は難しく,又,電話相談患者が安心できる対応も同様である。これらのことから,電話対応のマニュアルを作成する必要があると考える。