著者
山田 達郎 木綿 隆弘 平居 聖朗
出版者
一般社団法人 日本風工学会
雑誌
日本風工学会年次研究発表会・梗概集 平成21年度日本風工学会年次研究発表会
巻号頁・発行日
pp.80, 2009 (Released:2009-07-07)

本研究では,開発した可変ピッチ式H型ダリウス風車が風向に対して指向性を持つ特性を強風時の過回転を防止するヨー制御に利用することを目的として,メイン尾翼とサブ尾翼で構成される新型尾翼を考案した.本尾翼のヨーイング角速度,定常状態時の風向との角度(偏心角)を数値解析及び風洞実験により調べ,サブ尾翼のシャフトを長くすることで最大ヨーイング角速度を低下させることができる.また,定常時の偏心角が60°になるためのメイン尾翼とサブ尾翼のシャフト長さの比と面積の比の関係を明らかにした.